Jazz Bass Blog

Exploring The World of Jazz and Low Note

最近の悩み: どうしたら速い曲をうまく弾けるのか /The Problem: How Can I Play the Tune with the Fast Tempo

私の最近の課題について悩んでいます。

セッションの多数に渡る参加で、得たモノが2つあります。一つ目はメンタルです。沢山の人間に囲まれて、ソロをしても全く動じなくなりました。これのおかげで、大学の授業で長時間プレゼンをしても、緊張することがなくなりました。これが場数を踏むということなのでしょうか。メンタルの補強としては、私のジャズの教授が薦めてくれた、The Inner Game of Tennis (邦題:インナーゲーム)という本を読みました。テニスの本なのですが、多くのジャズミュージシャンに愛読された本だそうです。この本の内容については別の機会に書きたいと思いますが、私のメンタルを補強してくれた読み応えのある本ですので、読まれた事が無い方はオススメです。二つ目は、ウォーキングベースラインの適応性のレベルの向上です。散々ビバップを周りが演奏するので、コードトーンの理解と速いテンポについていけるウォーキングベースラインを死ぬほど鍛えられました。(※これを習得するまで周りには散々迷惑を掛けてきました笑)

しかし、二つのファンダメンタル、基盤的要素を習得しても、まだ一つだけ、ベースを演奏する人間としての、習得しなければならない大きな課題が残されています。それは速い曲に対するソロの順応性です。

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指は動くモノなのでしょうか?私は今まで見えてきたビジョンが、今は見えません。私が最初にアップテンポでベースプレイヤーがセッションでウォーキングベースラインを作っていた時は、もう有りえない!!と驚いて、口を開けて眺めているだけでした。どうしたら指がそんな速くついていけているのかと思うぐらい。でも今の自分にはそれがリラックスした状態で、できます。やれと言われれば、340bpmまではウォーキングベースラインを弾ける自身があります。そしてそれを行う為に、練習に取り組むというビジョンがありました。でもソロではどうでしょうか。有りえないぐらい速い弦のピッキング、つまり240bpmをクォーターノートで弾きこなしてソロを作るベーシストにはどうしたら成れるのか。練習だけでそこまでたどり着けるモノなのか。最近私自身を疑うことがあります。

 

答えは自分でも把握しています。それはマッスルメモリーです。これを構築するたった一つの方法は、Repetition(反復)だと知覚しています。それを得る為にはスケールや指使いの練習しかないのでしょうが、ものすごい長い道のりで、膨大な時間を自分に投資することになりそうだと予測します。速く200bpmをソロでうまく弾けるようになりたいです。それはつまり、220bpmあたりをまぁまぁ弾けるレベル、という感じですかね。あまり強調すべき主題の無い内容となってしまいましたが、最近のセッションでは、速い曲のソロを私はスキップする傾向にあるので(自分の表現ができない=ジャズの楽しさがない)はやくジャズを心から楽しめる人間になりたいです。

 

Steve