Jazz Bass Blog

Exploring The World of Jazz and Low Note

ウッドベースの指板にシールをつけてみると驚くべきことに!!/ You Will Be Stunned By Putting Dots on the Fingerboard of the Double Bass!!

『こんにちは、お久しぶりです。今年は色々大学の課題に追われていて、ジャズに集中する機会があまりありませんでした。その中でも最近、ジャズミュージシャンとして何度か雇用させていただく機会があったので、最近またジャズの火が付いてきました。やはりジャズは最高の趣味ですね。

ところで、皆さんはウッドベースの指板にシールを付けたことはありますか?やり始めてからシールを付けて外した人もいるのかと思います。私の場合、やり始めたときはアルコで指板をなぞっていたので付けませんでした。でも今日初めてシールを付けてみて、驚きました。

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あなたにとってシールというのは邪道であったり、補助輪であると捉えますか?

私もそう感じていました。実際に私はこんなことを過去の記事に書いています。

sethproton.hatenablog.com

ウッドベースの場合、当然演奏中は基本的に指板は見ないから、頭の中のアイディアが直接楽器に伝わる感覚があった。だけどエレキの場合、指板やインレイを目視してしまいそのリンクを遮断していると感じた。

 

頭のアイディアという点ではそれはそれで正しいのですが、(マッスルメモリーが頭の表現を伝達するから)やっぱりシール付けて弾いてみると、即興で頭の中に入ってくるアイディアの数が断然違いますね。(特にハイポジションで)つまりそれは指板をみることによってできるアイディアなのでつまらないといえばつまらないのですが、何が一番面白いかというと、エレキベースでしか出せなかったフレーズが、ウッドベースでいとも簡単に出せてしまうということです。

 

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特にハイポジションではこのシールが本当に重宝します。チャーリーパーカーの”あのオルタードのリック”やペンタトニックのフレーズやらが異なるキーで簡単に出せてしまいます。

 

もしシールはダサい!邪道だ!見た目かっこ悪い!という方はそれはそれでOkです。私もそう思っていました。(でもこの見た目も結構悪くないですよ)もしセッションで他のベース借りたら、いつも通りに弾けないじゃないか!という方、もっともでございます。でもそれを言ったら、普段自分が所有しているベースが弾きやすいと感じている弦高やネックなども、借り物のベースではそれが感じられませんよね。結局一番表現しやすいと感じられるモノがベストな楽器なのかなと思います。

 

もしウッドベースの練習をしていてプラトーを感じている方がいましたら、指板にシールを貼ってみるといいかもしれません。ウッドベースに対する見方が360度変わりますし、プラトーのブレイクスルーになるかもしれません。

 

あなたはどう思いますか?シールを貼ることに賛成ですか、反対ですか?

Steve